2019年05月05日

巨木整備 in GW

湯河のケヤキ.JPGソロ吊り伐りShindoiwa.jpg5月3日、4日
 日南町湯河に鎮座するケヤキ巨木の整備作業のお手伝いに行ってきました。
 昨年秋からヒデさんによって枯枝除去作業が進められているもので、このGWは私、トキさんも参戦させてもらいました。

 県の名木100選になっているケヤキだけあって、その大きさと枝張りは見事。幹周5〜6m 、樹高30m余、枝張り40mといったスペックで、その横にあるケヤキ(おそらくジュニア、幹周3m余)と根が癒合して連座しています。


この日、ヒデさんは地上15〜20mでのリムウォークと枝間移動を駆使しながらの枯枝除去作業。(枯枝とはいってもサイズは幹レベル)
一方、私はケヤキに抱き込こまれて立ち枯れたスギ(樹高20m)の胴伐り&吊り下ろし作業。

 二人の思いは同じく「 もう一人グランドワークをやってくれる人がいれば・・・・。 」
 私のチェーンソーはシンダイワ。ソロの吊り伐りはシンドイワ(笑)。

 ここの整備はそのスケールゆえにまだまだ時間がかかりそうです。興味ある方はぜひとも参戦を!!
登るだけでも楽しい木ですよ。
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令和初のゴールデンウイークは日南町湯河でケヤキ整備

IMG_20190504_155247.jpgIMG_20190504_155305.jpgIMG_20190504_155357.jpgIMG_20190504_155437.jpg久しぶりの投稿です。

年号が平成から令和に変わりましたね。

ツリーイングがゆっくり楽しめる時代であってほしいものです。


令和になって最初のゴールデンウイーク。こんないい季節に木に登らない手はない!ってことで、昨年から少しづつやっている大ケヤキの整備を5月2日〜4日の3日間かけて行いました。


かなり目立っていた太い枯れ枝は概ね除去できたかな。


隣の杉を抱き込んでいる枝もあったのですが、その杉は枯れていたので除去。とは言え、枝がその杉を支えにしていて、全部杉を除去してしまうと影響が大きそうだったので、ケヤキの枝下になる部分は残しておきました。


上にも横にも大きく広がっているケヤキなので、移動に結構時間がかかってしまい、枝先にいくつか枯れ枝が残っています。これは後日整備するつもりです。
posted by Swing-Birds at 08:29| 鳥取 ☁| Comment(0) | 整備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

2018インストラクターミーティング

20181201instructormeeting.jpg12月1日

兵庫県朝来市で開催されたTMCA近畿中国インストラクターミーティングに参加してきました。

各地域の活動状況報告、安全管理、技術、次年度のスケジュールなどなど、さまざまな話題が上がりました。

パンフレットもリニューアルするということでゲラをもとに構成や内容などを検討。
まだ、調整がいろいろと必要ですが、できあがりにご期待ください。
posted by Swing-Birds at 07:29| 鳥取 | Comment(0) | 会議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月26日

2018夏のツリーイング⇒フィールド整備

夏のツリーイングを開催…と言いたかったのですが、残念ながら今回は参加応募なし。

なので急遽フィールド整備に変更!

狙うは、以前から気になっていたちょっと太めの枯枝です。
この木は何年か前の大雪のときに樹冠頂部付近の枝が折れてしまったので、樹勢が回復するまでツリーイングの使用を控えていたんですよね。
その間にこの枝が枯れてしまったのですが、そろそろ処置したいなと思っていたところでした。

手鋸ではちょっとつらい太さなので、近くに住むメンバーにチェーンソーを借りました。

そうそう、以前自作したマルチスリングやシンブル付きプルシックループを組み合わせたランヤードを使いましたが、状況に応じたシステムの選択・変更も簡単ですし、ポジショニングもばっちり決まってよかったですよ。

懸案の枯枝を取り除けてスッキリしました。
2018summertreeing 02.JPG2018summertreeing 03.JPG2018summertreeing 04.JPG
posted by Swing-Birds at 22:00| 鳥取 ☀| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月25日

にちなん中国山地林業アカデミー Open Campus

来年4月に開校予定の「にちなん中国山地林業アカデミー」がオープンキャンパスを開催して施設を案内してくれるというので、参加してきました。

といっても、研修生になるわけではないのですけどね。

1年間の研修期間で、森林・林業の専門講義、実践的な林業現場研修などを通じて、即戦力となる林業マンを育てるとのこと。
ここから優秀な林業技術者がたくさん生まれるといいですね。

施設見学ではハーベスタシミュレータを実際に操作させてもらいました。あの大手農林業機械メーカーJhonDeereのソフトだそうです。
スティックのボタンの配置なども実機と同じ。旋回するとハーベスタヘッドが慣性力で振られるのがなんともリアル。
いろんな課題が設けてあり、時間内に正確に操作してクリアしないと次のステップに進めないらしいです。
操作を習熟するまで何度でも練習できるのがいいですね。
海外の研修施設ではかなりの時間をこのシミュレータで練習するんだそうですよ。

肝心の研修生の応募状況ですが、まだ定員に達していないとのことです。
研修費用も格安のようですし、林業関係の職業に興味をお持ちの方は、ご検討されてみてはいかがでしょう。
詳しくは、日南町役場にお問い合わせを。
ncmfa open campus 1.JPGncmfa open campus 2.JPG
posted by Swing-Birds at 22:58| 鳥取 ☀| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月23日

キャンプ場に浮かび上がった謎?の線

Mystery Line.JPGもぐら街道延伸中。

(写真で分かるかな?)
posted by Swing-Birds at 22:02| 鳥取 ☁| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名前が先行中(虫)です

森の中で見つけました。

「アカスジキンカメムシ」という名なんですけど、「赤い筋」はなく、「金色」でもなく、「なんでこの名前?」と思われた方、慌てないでください。

写真のカメムシはまだ成虫になっていない段階なんです。

成虫はその名のとおり、ちゃんと「金色」(というより金属質の光沢のある黄緑)の下地に「赤い筋」の模様が入ります。

緑色の葉っぱの上だと、幼虫のこの色・模様は結構目立ちますね。
akasujikinkamemushi.JPG
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2018年03月21日

シンブル付きプルシックループをつくってみた2

12st end for end 1.JPG12st end for end 2.JPG
今回もシンブル付きプルシックループを作ってみました。

前回と同じくEND for ENDスプライスですが、ロープはφ8oの12ストランド(Class2)としました。

降下に使うわけではないので、カー・マントル構造のロープでなくてもいいかなと。

ダブルブレードロープよりも簡単にスプライスできますし、柔軟性があるのでスプライスしていても取り付けるロープに密着させやすいのもメリットです。

寸法採りは実物合せでやっています。

差し込み(心入れ)はシンブルの手前まで。全周にした方が仕上がり後のロープ径が一定になって良いのですが、一回り上のサイズのシンブルを用意しなければならなくなるのでやめました。

最後にロックステッチをして完成。

プルシックを作ってみるとやや硬めな印象はありますが、少し使えばすぐに馴染んでくると思いますし、前回ダブルブレードロープで作った時よりも好感触です。

ループの大きさにもよりますが、シンブル付きプルシックループを自作するなら、12ストランドロープは良い選択かもしれません。
posted by Swing-Birds at 22:32| 鳥取 ☔| Comment(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

シンブル付きプルシックループをつくってみた

end for end 1.JPGend for end 2.JPG
「無くてもいいけど、あったら便利」的なアイテムのひとつ、”シンブル付きプルシックループ”をつくってみました。

ループはノット(結び)で作ってもいいのですが、今回はEND for ENDというロープの端と端を繋ぐ方法のスプライスでつくることに。

使ったロープはφ8oのダブルブレードロープ(class1)です。

加工は、ダブルブレードのアイスプライスとほぼ同じですが、コアとブレードの入れ替えが2つになるのがちょっとややこしい。

完成させて早速ロープに取り付けてみましたが、プルシックの幅に対してスプライス箇所の幅(長さ)がやや広い(長い)のでしっくりしませんでした。必要なフリクションは得られているようなんですが…。

どうやら寸法取りを見直す必要がありそうです。

今回の加工で材料のロープを使い切ってしまったので、改善はちょっと先になるかな。
posted by Swing-Birds at 00:49| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

ルーピースリングを作ってみました

Loopie Sling 3.JPGLoopie Sling 2.JPGLoopie Sling 1.JPG
試しに、輪の大きさを自在に変えられる「ルーピースリング」を作ってみました。

”試し”なので、素材は廃棄予定にしていた使用済のプルシックコード(12ストランドφ8o)を使っています。なので、実用的なサイズにはなっていません。

ルーピースリングのスプライシングマニュアルは持っていないので、寸法取りはウーピースリングを参考にしました。

スプライスは、バックスプライスと長さ調整箇所(重なっている部分)の通しだけで、ロックステッチも必要ないので、ウーピースリングより簡単です。

ルーピースリングは、構造上、使うロープの長さが同じ長さのウーピースリングよりも多く必要になりますので、自作される方はぬかりなく素材の準備をしましょう。
posted by Swing-Birds at 12:58| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

マルチスリングを作ってみました

Multi Sling.jpg
片側にリングがついているEye to Eyeスリング、”マルチスリング”を作ってみました。

樹上でのアンカー取りやランヤードの長さを調整するヒッチなどなど、いろいろな場面で使えます。

加工するロープは、昨年ダブルブレード(ClassU)ロープ(φ10mm)で試しに片側だけアイ加工をしたままほったらかしにしていたのがあったので、それを活用することにしました。

完成長さ(全長)は、ネック部分の長さを考慮して130pに設定。

作業は割とサクサク進みましたが、取り付けるリングがちょっと邪魔でしたね。

前回の反省をふまえ、ロックステッチの後はトワインを巻かずに熱収縮チューブで保護して完成。

私の場合、熱収縮チューブはストーブ(石油ファンヒーター)で炙って収縮させています。なので、スプライスは冬場限定かなw

12oロープにヒッチで取り付けてみましたが、長さやフリクションのかかり具合に問題なし。実際の作業で使うのが楽しみです。
posted by Swing-Birds at 12:43| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

ウーピースリングを作ってみました

whoopie sling2.jpgwhoopie sling1.jpg
雪が降り積もる時期にやることと言えば…スプライシングでしょう!

今回はウーピースリングを作ってみました。

ウーピースリングは、両端に”アイ(=輪)”のあるロープなのですが、片側のアイは固定されていて、もう片方のアイはアイの大きさが変えられるようになっています。

用途は主にリギングに使用するポーターラップや滑車の台付けです。長さが簡単に変えられるので、木の大きさが多少変わってもすぐに調整して取り付けられる便利な道具なんですよね。

12ストランドロープを使うので、スプライス加工も簡単。手が痛くならないのがvery good!!
短時間で完成してしまいました。

ところで、ウーピースリングは「Whoopie Sling」と書きますが、"Whoopie"とは、はしゃぐときに上げる歓声(「わーい」とか「イエーイ」)らしいです。

はしゃぎたくなるほど簡単に長さが変えられるのでこのネーミングなのか?

輪の大きさが自在に変えられる「Loopie Sling(ルーピースリング)」というのもあるんですけど、こちらは輪が1つだけなので、輪(アイ)が2つあるウーピースリングには「w」の文字を入れたかったのかもしれません(謎)。
posted by Swing-Birds at 18:48| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月21日

隠れた巨木探訪 その終

大黒天.jpgエージェント.jpg 前回までトータル7本のマイナーな巨木を紹介してきました。今シーズンは以上です。
 現在、県内ではシカ食害やナラ枯れの被害が広がり、巨木の生育環境も厳しくなってきています。その影響で紹介したかったのに紹介出来なかった巨木もいくつかあります。シカに樹皮を環状に食べられて枯死してしまった天然スギ。カシナガ被害で突然死してしまったミズナラ(写真参照)等です。
 
 “中程度の撹乱は多様性を生む”と言われます。シカやカシナガの被害が中程度の撹乱にあたるか否かはよく分かりませんが、インパクトになっているのは確実です。今後どのようになっていくのか興味深いところです。

 今回のシリーズで紹介した木は今年の10月末〜11月初めに撮影したもので、大半は落葉後の姿です。葉のある季節にはまた違った姿を見ることが出来ます。一部は現地に容易にたどり着けるものもあるので興味ある向きは探してしてみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。
 また、これからの積雪期は森の中が見通しがきくうえに歩き易くなるため巨木探しに適したシーズンです。新たな巨木に出会える可能性も高くなります。興味ある向きは探してみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。

 ところで、巨木って、どれぐらいの大きさのものをいうのかご存知でしょうか?
 環境省の基準では地上1.3mの高さの幹周りが3m以上のものとなっています。概ね自分の胸あたりの位置の直径が1.3mを越えていたら巨木です。
 因みに胸の周りが1.3mあったら巨乳です(笑)。根っこが大きければ巨・・やめときましょう。
 冗談はさておき、より詳しい基準はネットで巨木の定義について調べればあると思います。斜面の場合や株立ち状の場合で測り方が変わってきます。それに即してうちのエージェント(写真参照)は計測してきました。

 
 それでは、また、シーズン2で!(あるのか??) wood luck!
posted by Swing-Birds at 12:49| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

隠れた巨木探訪 その7

ビッグX.jpg二個一.jpg異星人の宇宙船.jpg 知ってる人は知っている。知らない人は見たくなる。そんな巨木を紹介するシリーズの第7弾。

今回は特異な形をしたケヤキ、名付けて“ビッグX”を紹介します。場所は船上山の西坂登山道の脇、標高500m付近。名前の由来はその姿を見れば一目瞭然です。

エージェント“左近”と“右近”が話を聞きました。


−−Howdy strange guy−−
「あんたやちは双子かえ?うちらちはどがにん見えるえ?」
−−我々はクローン。一方、この木は・・・根元は2ヶ所から出て途中で合体、また2つに別れるという形をしている。−−
「もともと、うちら兄弟は並んでここにおったわいな。だけど、ここは上から石がよーけ落ちてくる場所だらぁが、石をくらうたんびに幹にキズがいって、えらいこったったわいな。よーに両方ともが弱ってしまってなぁ。」
−−幹の下側には損傷の痕が目立つ。 石が嵌まり込んでいる箇所もある。−−
「だけど、あんたやち人間と違って、わしらの体は全能性細胞で出来とるけぇなぁ、好いたやーになっだが。だけぇ兄弟で合体して石やちと戦うやーにしたんだが。」
−−ドラゴンボールの“フュージョン”みたいなものか・・さながら樹木界の“ゴテンクス”。−−
「だけど、お互い個性っちゅうもんがあっだらぁが、ちいとしてからまた離れることにしたわいな。 まぁ、さーにん言ったけって、兄弟になんぞごとがあらぁむんなら助けっだけどな。」
−−我々には互助は可能だが、一心同体とまではいかない。まして、フュージョンなんて芸当は不可能。彼らの方が生きる力は強そうだ。この木の特異な形はこの場所で戦ってきた兄弟の“生きる姿”そのものであろう。−−


生まれた土地の条件が生存に困難な場合、我々動物は他の土地に移動することが出来ます。一方、樹木は移動することは出来ません。何がなんでも芽生えた土地で生き抜くしかありません。
 我々動物の目で見ると、一見、可哀想なようにも思えます。しかし、樹木には植物細胞の全能性と光合成によるエネルギー生産能力が備わっています。
 逆に、彼らの側から見れば、我々動物は「絶えず動き回って、大量にエネルギーを消費し、かつ摂取し続けなければ生きられない可哀想な生き物」なのかもしれませんね。 Wood luck!

 by Tocky
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2017年12月07日

隠れた巨木探訪 その6

両翼20m.jpgmichaelin.jpgホオノキ.jpg 知名度の低い巨木を独断と偏見でセレクトして紹介するシリーズの第6弾。

今回は沖ノ山のホオノキです。標高1200m付近の古い森に根を張る、幹周り3.2mの巨木です。
ホオノキは県内の山地にはよくある陽樹ですが、巨木サイズのものはごく稀です。しかも、この木は枝張りが20mを越える豪壮さです。

エージェント“右近”が話を聞きました。


−−Howdy superb guy−−
「わしによう気が付きんさったなぁ。たまに近くに来るもんはおるけど、べつに気にすりゃーせん。」
−− 周辺には幹周3~4mのブナがひしめいている。多くの人はこのホオノキの幹を遠目に見ても、周りと同様、普通にブナがあると思って素通りすることが多いだろう。−−
「わしは長いこと、よそもんを追い出して生きてきたけぇなぁ。今、ライバルの木ちゃあなのはおらせんが。」
−−ホオノキにはアレロパシーがあるため、他の植物を抑制して場所を独占する性質がある。−−
「だけど、最近はわしよりもよだきいのがおってなぁ、草も木もみーんな食ってしまうのがおるんだけ。」
−−例の如く、ここもシカの食害がひどくて林床の植物は極めて乏しい。−−
「大きな木はよーけおるけど、まーじきみんな寿命がくるけぇな。その後はどがにんなるだらーな。」
−−このままだと裸地化の可能性もある。仮にシカが居なくなったとしても、食害があまりにも長く続くと、シードバンクが失われて、植生回復は難しくなる。−−


 ここのように大きな老木だけが散在する森では“豊かさ”や“心地良さ”を感じることが出来きません。 
 植物の世界も人の世界も多様であることが肝要なのでしょうね。Wood luck!!

by Tocky
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2017年12月01日

隠れた巨木探訪 その5

ガネーシャの脚.jpg大聖天.jpgどこでも黒電話 通話中.jpg 世にほとんど知られていない巨木を紹介するシリーズ第5弾。

 今回は勝田ヶ山のブナです。
 船上山から勝田ヶ山に至る森には「ブナ平」「千本ブナ」と呼ばれるブナの大木、巨木がひしめくエリアがあります。(ありました。) その片隅、標高860mの斜面に樹高25m、幹周り4.0m の強勢、かつ気高く美しいブナがあります。

エージェント“右近”が話を聞きました。


−−Howdy noble lady−−
「人間が来るのは久しぶりね。登山者がこっちに来ることは滅多にないもの。もっとも、これだけササが繁ったら来られないわね。」
−− 確かに気軽には歩けない。この近辺はササが深い。平坦な尾根はコンパスが無ければ迷いそう。−−
「この辺も随分と様子が変わったわ。300歳を過ぎたブナが次々と天寿を全うしていったの・・。“軍馬”親分さんも土に還ってしわまれたわ。 」
−−この森のシンボルであった幹周り5mのブナ“軍馬” (幹が黒っぽく、猛々しい雰囲気がラオウの黒王号を連想させた。) は15年あまり前に枯れてしまった。次々と寿命の尽きた巨木が倒れ、そこにはササが侵入した。−−
「天寿を全う出来るものはまだ幸せかも。この頃、大きなミズナラが急な病で亡くなるの。となりのナイスガイも昨夏、幹から粉を吹いて急逝したわ。春は凄く元気だったのに・・。」
−−近くには幹周4.2mのミズナラがカシナガ被害で立ち枯れている。−−
「そういえば、あなたの主が10年ほど前、私に絡みついていたイワガラミを取り除いてくれたの。おかげで私はこのとおり元気よ。たまには会いに来てって伝えておいてね。」
−−我が主もたまには気の利いたことをするらしい。−−


 このブナは一番のお気に入りで、自分が知っているブナの中で最も輝きを放っています。ずっと輝きを保っていて欲しいです。Wood luck!!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 09:54| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

隠れた巨木 その4

不毛の林床.jpgびっ栗!.jpg芦津のシバグリ.jpg 無名の巨木を紹介するシリーズの第4弾。

 今回は智頭町、芦津、標高800m付近の尾根に屹立する樹高25m、幹周4.0mの堂々たるクリです。
クリは大昔から人間との関わりが深い“超有用木”です。巨木となると数は少なく、名のある巨木は形がいびつなものが多いのですが、このクリは見事な容姿を保っています。

“エージェント左近”が話を聞きました。


−−Howdy majestic guy−−
「わったいな、久しぶりに人間が来とんさるが。いっつもシカばっかりだに。」
−−智頭はシカの生息数が非常に多く、植物への食害が深刻になっている。−−
「周り見てみんさい。ひとっつも草が生えとらんだらぁ。みーんなシカが食って、あらぁせんがな。」
−−林床に植物は極めて少ない。 (写真参照)  一部の有毒種にまで食害がみられ、稀少植物が食害で絶滅したエリアもある。−−
「わしらが落とした実も芽も全部なーなった。皮を食われて枯れた奴もよぉ−けおる。」
−−食害は草本のみならず樹木の葉や樹皮、萌芽、落果にも及ぶ。−−
「年寄りばっかりになって、若いもんがおりゃーせんわいや。」
−−苗や若木が壊滅的な被害を受けて、天然更新、世代交代が難しくなっている。今やシカは森の天敵となっているようだ。−−


 このクリは樹勢も強く、シカの直接的な被害はみられないようですが、周辺環境の劣化はボディブローのように効いてくるのでは・・・。 Wood luck!
posted by Swing-Birds at 12:20| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

切ったのはどなた?

20171118_141554.jpg20171118_141451.jpg20171118_141914.jpg11月18日

翌日19日に予定していた「秋のツリーイング」は中止。
来年春までフィールドを使用する予定はないので、雪が来る前に後片づけに行ってきました。

ざわざわと賑やかだったヤマナラシの葉はすっかり落ちてしまい、森は嘘のように静まり返っています。

外気温は2度。冷たい雨が降っているので、早めに作業を切り上げたいところ。
早速、残してあったライン(細紐。某アプリじゃないですよw)を撤去し始めたのですが、幹にくくりつけてあるはずのラインが隣の木の枝に掛かってしまっているではないですか!?

観察してみると、何者かによってぷっつりと切られていました。

栗鼠か鼠か、それとも…?
posted by Swing-Birds at 05:36| 鳥取 ☁| Comment(0) | 整備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

隠れた巨木探訪 その3

文殊谷のミズナラ.jpgラリアット.jpg黄金の右腕.jpg マイナーな巨木を勝手にセレクトして紹介するシリーズ第3弾。

今回は大山の南側、文殊谷のミズナラです。
標高960m付近の谷の斜面に立つ幹周り5.4mの谷の主です。

エージェント“右近”が話をききました。


−−Howdy mighty guy−−
「こげぇながいな腕、見たことあ−かや? ごっついだらぁが。呵呵!」
−− 主幹に負けないくらいの大きな枝が誇らしげに伸びている。−−
「わしの周りのもん見てみい、似たや−な年のもんはおら−せまぁが。100年ほど前にみーんな伐られて、わしだけが残されただがな。 人間はわしのこの腕がきょうてかったけぇ、よう伐らなんだだらぁで。呵呵!」
−−かつて皆伐された二次林のようである。植えられたカラマツと比較的若いサワグルミやブナが点在する。古木はこの木ぐらいである。〜〜確かにこの枝のラリアットは凄まじいだろう(笑)−−
「でもなぁ、なんだ知らんけど、隣の谷や下の道のへりの仲間が急に枯れだいたぞいや。がいなやつばっかりがなぁ。」
−−近年、大山ではナラ枯れが急速に広がり、ミズナラの枯死が指数関数的に増えている。この木にとっても対岸の火事ではない。−−
「 まぁ、さーにん言ったけって、わしにはこの腕があーけ、せわぁありゃあせんわいや!呵呵!」
−−まだまだ元気な木ではあるが、そんなミズナラが短期間であっさりと枯れてしまうのがナラ枯れの怖いところ。−−

 ミズナラの巨木が次々と枯死していくなか、この木にはどうにかカシナガの脅威を免れてほしいものです。 Wood luck!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 12:25| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

隠れた巨木探訪 その2

どこでも黒電話〜通話中.jpg巨人の掌.jpg五又のトチノキ.jpg マイナーな巨木を紹介するシリーズの第2弾。

今回は前回のウラジロガシの近く、 船上山の標高480m付近にある幹周り5.0mの トチノキです。
これぐらいのサイズのトチノキは特段に大きいわけではありませんが、この木は地上2mで5つに分岐直立しているため、遠目には5本の木が並んでいるよう見えます。元の太い部分はササに埋もれているのでごく近くまで行かないと1本の木だとは分からない、まさに“隠れた巨木”です。

“エージェント左近”が“どこでも黒電話”で話を聞きました。


−−Howdy tricky guy!−−
「わしが生まれたんは、まんだここが“県”でなしに“国”だった頃だわいな。この辺はわしが生まれる前から人間がよーけ行き来しよったらしい。“ミカド”ちゅうのも来たことがあるらしいで。なんせ、前は“ふなのえ”さんによーけ人が参りよったけぇな。」
−−往時、船上山は山岳仏教が栄え、伯耆三山と呼ばれていた。中世には後醍醐帝の捲土重来の地としても知られる。−−
「下には鉄山師や木地師が住んどって、ちいとずつ木ぃ切っていきよったわいな。そがな時分はわりとのんびりしとったけどなぁ。」
ーー今も近くの集落は木地師の姓“小椋”が多い。というか、ほとんど。−−
「80年ほど前にわしのすぐねきに森林鉄道が出来て、がぁいに様子が変わってなぁ。地元の衆(木)がみーんな伐られて、炭に焼かれて、よそへ持っていかれたがな。そんで、こんだぁ、よそから持って来られたスギとヒノキが植えられて、今みたいな様子になっただがな。」
−−森林鉄道は総延長8km。昭和30年頃まで運用。現在は跡だけが残る。−−
「わしらはまんがよーに残されて生きのびとるだがな」


 現在、このエリアは特別地域として保護されているため、今後大きく改変されることはないと思われる。昔みたいにのんびりと生き永らえてもらいたい。Wood luck!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 14:49| 鳥取 ☁| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする