2022年05月02日

スクープ!!

ニホンノウサギ出産.jpg5月2日、県内某山中で出産直後のニホンノウザギに遭遇。
羊膜を食べているところを写真に収めることが出来ました。
膜の端っこには生まれたての子ウサギが口が見えます。

植生調査中、突然のミゾレ混じりの雷雨に見舞われて気持ちが萎えかけていたタイミングでの邂逅でした。
高倍率ズームのコンデジはこんな時に活躍してくれます。

by Tocky
posted by Swing-Birds at 20:52| 鳥取 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2020年10月18日

珍奇なもの

Effect_20201018_060852.jpg大山南側の標高1000m付近の谷にてなんとも珍奇なものを見つけました。

大きさ10cm程度の白い植物体です。
色はキノコや腐生植物を思わせる雰囲気ですが、フォルムは針葉樹の幼樹のよう。
針葉樹の苗に何らかの菌が感染してこうなったのかもしれません。

森の中にはまだまだ知らないなものがたくさんあるものですね。

by Tocky
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2019年12月04日

Oh!ファンタスティック!?

KIMG0206.JPG某山中にて。

山にゴミを捨てる(埋める)ことに人々があまり抵抗を感じていなかった時代の遺物です。

一昔前の造林地を歩くと同時代のスプライトやコーラの瓶(ニカウさんはこれがもとで旅に出た(笑))、酒の一升瓶(稀に赤玉パンチ)、プルタブのはずれるタイプのスチール缶(つぶつぶオレンジ、コーヒーロング缶)、注ぎ口に龍(麒麟?)や笛の付いたデカいビール缶(CMどおり、一般大衆が喜んだか否かは不明(笑))に遭遇することが多々あります。
マナー向上で最近は山にゴミを捨てて帰る人は稀になってきましたが、迷子のペットボトルを見ないわけではありません。
山に捨てられたゴミから造林年代や飲料容器の変遷、マナー意識の変化をうかがい知ることが出来るというのも面白いですね。


ペットボトルに重量、強度、製造コストで水をあけられたリターナブルガラス瓶。マイクロプラスチックが環境問題として取り扱われるように昨今、再び主流になる日が訪れる?!?


by Tocky
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2019年08月13日

枯れ木を狙いどおりに…

IMG_20190811_122017-1.jpg
8月11日のツリーイングイベントの後で、フィールド内にあった枯れ木を伐倒。

腐朽も進んでおらずしっかりしていたので、枝だけ落として放置していたのですが、今回チェーンソーを持ってきていたので伐ることにしました。

スッキリ!
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2019年08月11日

イベント報告

image2.jpegimage1.jpeg







今日は先日整備した氷ノ山のフィールドでヒュッテ白樺さんのイベントでした。

短い時間でしたが、20名のこどもたちに体験してもらうことが出来ました。

木の上で風を感じたり、セミの抜け殻を見つけたり、こどもたちにも、いろんな発見があったようです。

ヒュッテ白樺さん、ありがとうございました!
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2019年07月28日

ヒュッテ白樺サマーキャンプツリーイングの準備2019

20190727-2.jpg20190727-3.jpg久しぶりの更新です。

梅雨は空けたのですが、蒸し暑い日が続きますね~。

少し動くだけで汗が流れて大変です。

そんな中、8月11日に氷ノ山のヒュッテ白樺さんの依頼でツリーイングをすることになり、ヒデ&カミヤンのコンビでフィールドの整備とイベントの準備に行ってきました。

昨年は雪が少なかったので、折れた枝などはほとんどなく、割と短時間で作業を終えることができました(*´ω`*)

作業の後、現場にヒュッテ白樺さんが来てくれて、簡単な打ち合わせもできました。(飲み物の差し入れありがとうございました)

11日の参加者は小学校低学年の子が多いとのこと。みんな楽しんでくれるといいな。
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2019年05月05日

巨木整備 in GW

湯河のケヤキ.JPGソロ吊り伐りShindoiwa.jpg5月3日、4日
 日南町湯河に鎮座するケヤキ巨木の整備作業のお手伝いに行ってきました。
 昨年秋からヒデさんによって枯枝除去作業が進められているもので、このGWは私、トキさんも参戦させてもらいました。

 県の名木100選になっているケヤキだけあって、その大きさと枝張りは見事。幹周5~6m 、樹高30m余、枝張り40mといったスペックで、その横にあるケヤキ(おそらくジュニア、幹周3m余)と根が癒合して連座しています。


この日、ヒデさんは地上15~20mでのリムウォークと枝間移動を駆使しながらの枯枝除去作業。(枯枝とはいってもサイズは幹レベル)
一方、私はケヤキに抱き込こまれて立ち枯れたスギ(樹高20m)の胴伐り&吊り下ろし作業。

 二人の思いは同じく「 もう一人グランドワークをやってくれる人がいれば・・・・。 」
 私のチェーンソーはシンダイワ。ソロの吊り伐りはシンドイワ(笑)。

 ここの整備はそのスケールゆえにまだまだ時間がかかりそうです。興味ある方はぜひとも参戦を!!
登るだけでも楽しい木ですよ。
posted by Swing-Birds at 16:43| 鳥取 | Comment(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

令和初のゴールデンウイークは日南町湯河でケヤキ整備

IMG_20190504_155247.jpgIMG_20190504_155305.jpgIMG_20190504_155357.jpgIMG_20190504_155437.jpg久しぶりの投稿です。

年号が平成から令和に変わりましたね。

ツリーイングがゆっくり楽しめる時代であってほしいものです。


令和になって最初のゴールデンウイーク。こんないい季節に木に登らない手はない!ってことで、昨年から少しづつやっている大ケヤキの整備を5月2日~4日の3日間かけて行いました。


かなり目立っていた太い枯れ枝は概ね除去できたかな。


隣の杉を抱き込んでいる枝もあったのですが、その杉は枯れていたので除去。とは言え、枝がその杉を支えにしていて、全部杉を除去してしまうと影響が大きそうだったので、ケヤキの枝下になる部分は残しておきました。


上にも横にも大きく広がっているケヤキなので、移動に結構時間がかかってしまい、枝先にいくつか枯れ枝が残っています。これは後日整備するつもりです。
posted by Swing-Birds at 08:29| 鳥取 ☁| Comment(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

2018インストラクターミーティング

20181201instructormeeting.jpg12月1日

兵庫県朝来市で開催されたTMCA近畿中国インストラクターミーティングに参加してきました。

各地域の活動状況報告、安全管理、技術、次年度のスケジュールなどなど、さまざまな話題が上がりました。

パンフレットもリニューアルするということでゲラをもとに構成や内容などを検討。
まだ、調整がいろいろと必要ですが、できあがりにご期待ください。
posted by Swing-Birds at 07:29| 鳥取 | Comment(0) | 会議 | 更新情報をチェックする

2018年08月26日

2018夏のツリーイング⇒フィールド整備

夏のツリーイングを開催…と言いたかったのですが、残念ながら今回は参加応募なし。

なので急遽フィールド整備に変更!

狙うは、以前から気になっていたちょっと太めの枯枝です。
この木は何年か前の大雪のときに樹冠頂部付近の枝が折れてしまったので、樹勢が回復するまでツリーイングの使用を控えていたんですよね。
その間にこの枝が枯れてしまったのですが、そろそろ処置したいなと思っていたところでした。

手鋸ではちょっとつらい太さなので、近くに住むメンバーにチェーンソーを借りました。

そうそう、以前自作したマルチスリングやシンブル付きプルシックループを組み合わせたランヤードを使いましたが、状況に応じたシステムの選択・変更も簡単ですし、ポジショニングもばっちり決まってよかったですよ。

懸案の枯枝を取り除けてスッキリしました。
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posted by Swing-Birds at 22:00| 鳥取 ☀| Comment(0) | イベント | 更新情報をチェックする

2018年08月25日

にちなん中国山地林業アカデミー Open Campus

来年4月に開校予定の「にちなん中国山地林業アカデミー」がオープンキャンパスを開催して施設を案内してくれるというので、参加してきました。

といっても、研修生になるわけではないのですけどね。

1年間の研修期間で、森林・林業の専門講義、実践的な林業現場研修などを通じて、即戦力となる林業マンを育てるとのこと。
ここから優秀な林業技術者がたくさん生まれるといいですね。

施設見学ではハーベスタシミュレータを実際に操作させてもらいました。あの大手農林業機械メーカーJhonDeereのソフトだそうです。
スティックのボタンの配置なども実機と同じ。旋回するとハーベスタヘッドが慣性力で振られるのがなんともリアル。
いろんな課題が設けてあり、時間内に正確に操作してクリアしないと次のステップに進めないらしいです。
操作を習熟するまで何度でも練習できるのがいいですね。
海外の研修施設ではかなりの時間をこのシミュレータで練習するんだそうですよ。

肝心の研修生の応募状況ですが、まだ定員に達していないとのことです。
研修費用も格安のようですし、林業関係の職業に興味をお持ちの方は、ご検討されてみてはいかがでしょう。
詳しくは、日南町役場にお問い合わせを。
ncmfa open campus 1.JPGncmfa open campus 2.JPG
posted by Swing-Birds at 22:58| 鳥取 ☀| Comment(0) | 情報 | 更新情報をチェックする

2018年08月23日

キャンプ場に浮かび上がった謎?の線

Mystery Line.JPGもぐら街道延伸中。

(写真で分かるかな?)
posted by Swing-Birds at 22:02| 鳥取 ☁| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

名前が先行中(虫)です

森の中で見つけました。

「アカスジキンカメムシ」という名なんですけど、「赤い筋」はなく、「金色」でもなく、「なんでこの名前?」と思われた方、慌てないでください。

写真のカメムシはまだ成虫になっていない段階なんです。

成虫はその名のとおり、ちゃんと「金色」(というより金属質の光沢のある黄緑)の下地に「赤い筋」の模様が入ります。

緑色の葉っぱの上だと、幼虫のこの色・模様は結構目立ちますね。
akasujikinkamemushi.JPG
posted by Swing-Birds at 21:47| 鳥取 ☁| Comment(0) | 情報 | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

シンブル付きプルシックループをつくってみた2

12st end for end 1.JPG12st end for end 2.JPG
今回もシンブル付きプルシックループを作ってみました。

前回と同じくEND for ENDスプライスですが、ロープはφ8㎜の12ストランド(Class2)としました。

降下に使うわけではないので、カー・マントル構造のロープでなくてもいいかなと。

ダブルブレードロープよりも簡単にスプライスできますし、柔軟性があるのでスプライスしていても取り付けるロープに密着させやすいのもメリットです。

寸法採りは実物合せでやっています。

差し込み(心入れ)はシンブルの手前まで。全周にした方が仕上がり後のロープ径が一定になって良いのですが、一回り上のサイズのシンブルを用意しなければならなくなるのでやめました。

最後にロックステッチをして完成。

プルシックを作ってみるとやや硬めな印象はありますが、少し使えばすぐに馴染んでくると思いますし、前回ダブルブレードロープで作った時よりも好感触です。

ループの大きさにもよりますが、シンブル付きプルシックループを自作するなら、12ストランドロープは良い選択かもしれません。
posted by Swing-Birds at 22:32| 鳥取 ☔| Comment(0) | 製作 | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

シンブル付きプルシックループをつくってみた

end for end 1.JPGend for end 2.JPG
「無くてもいいけど、あったら便利」的なアイテムのひとつ、”シンブル付きプルシックループ”をつくってみました。

ループはノット(結び)で作ってもいいのですが、今回はEND for ENDというロープの端と端を繋ぐ方法のスプライスでつくることに。

使ったロープはφ8㎜のダブルブレードロープ(class1)です。

加工は、ダブルブレードのアイスプライスとほぼ同じですが、コアとブレードの入れ替えが2つになるのがちょっとややこしい。

完成させて早速ロープに取り付けてみましたが、プルシックの幅に対してスプライス箇所の幅(長さ)がやや広い(長い)のでしっくりしませんでした。必要なフリクションは得られているようなんですが…。

どうやら寸法取りを見直す必要がありそうです。

今回の加工で材料のロープを使い切ってしまったので、改善はちょっと先になるかな。
posted by Swing-Birds at 00:49| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

ルーピースリングを作ってみました

Loopie Sling 3.JPGLoopie Sling 2.JPGLoopie Sling 1.JPG
試しに、輪の大きさを自在に変えられる「ルーピースリング」を作ってみました。

”試し”なので、素材は廃棄予定にしていた使用済のプルシックコード(12ストランドφ8㎜)を使っています。なので、実用的なサイズにはなっていません。

ルーピースリングのスプライシングマニュアルは持っていないので、寸法取りはウーピースリングを参考にしました。

スプライスは、バックスプライスと長さ調整箇所(重なっている部分)の通しだけで、ロックステッチも必要ないので、ウーピースリングより簡単です。

ルーピースリングは、構造上、使うロープの長さが同じ長さのウーピースリングよりも多く必要になりますので、自作される方はぬかりなく素材の準備をしましょう。
posted by Swing-Birds at 12:58| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

マルチスリングを作ってみました

Multi Sling.jpg
片側にリングがついているEye to Eyeスリング、”マルチスリング”を作ってみました。

樹上でのアンカー取りやランヤードの長さを調整するヒッチなどなど、いろいろな場面で使えます。

加工するロープは、昨年ダブルブレード(ClassⅡ)ロープ(φ10mm)で試しに片側だけアイ加工をしたままほったらかしにしていたのがあったので、それを活用することにしました。

完成長さ(全長)は、ネック部分の長さを考慮して130㎝に設定。

作業は割とサクサク進みましたが、取り付けるリングがちょっと邪魔でしたね。

前回の反省をふまえ、ロックステッチの後はトワインを巻かずに熱収縮チューブで保護して完成。

私の場合、熱収縮チューブはストーブ(石油ファンヒーター)で炙って収縮させています。なので、スプライスは冬場限定かなw

12㎜ロープにヒッチで取り付けてみましたが、長さやフリクションのかかり具合に問題なし。実際の作業で使うのが楽しみです。
posted by Swing-Birds at 12:43| 鳥取 ☁| Comment(0) | 製作 | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

ウーピースリングを作ってみました

whoopie sling2.jpgwhoopie sling1.jpg
雪が降り積もる時期にやることと言えば…スプライシングでしょう!

今回はウーピースリングを作ってみました。

ウーピースリングは、両端に”アイ(=輪)”のあるロープなのですが、片側のアイは固定されていて、もう片方のアイはアイの大きさが変えられるようになっています。

用途は主にリギングに使用するポーターラップや滑車の台付けです。長さが簡単に変えられるので、木の大きさが多少変わってもすぐに調整して取り付けられる便利な道具なんですよね。

12ストランドロープを使うので、スプライス加工も簡単。手が痛くならないのがvery good!!
短時間で完成してしまいました。

ところで、ウーピースリングは「Whoopie Sling」と書きますが、"Whoopie"とは、はしゃぐときに上げる歓声(「わーい」とか「イエーイ」)らしいです。

はしゃぎたくなるほど簡単に長さが変えられるのでこのネーミングなのか?

輪の大きさが自在に変えられる「Loopie Sling(ルーピースリング)」というのもあるんですけど、こちらは輪が1つだけなので、輪(アイ)が2つあるウーピースリングには「w」の文字を入れたかったのかもしれません(謎)。
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2017年12月21日

隠れた巨木探訪 その終

大黒天.jpgエージェント.jpg 前回までトータル7本のマイナーな巨木を紹介してきました。今シーズンは以上です。
 現在、県内ではシカ食害やナラ枯れの被害が広がり、巨木の生育環境も厳しくなってきています。その影響で紹介したかったのに紹介出来なかった巨木もいくつかあります。シカに樹皮を環状に食べられて枯死してしまった天然スギ。カシナガ被害で突然死してしまったミズナラ(写真参照)等です。
 
 “中程度の撹乱は多様性を生む”と言われます。シカやカシナガの被害が中程度の撹乱にあたるか否かはよく分かりませんが、インパクトになっているのは確実です。今後どのようになっていくのか興味深いところです。

 今回のシリーズで紹介した木は今年の10月末~11月初めに撮影したもので、大半は落葉後の姿です。葉のある季節にはまた違った姿を見ることが出来ます。一部は現地に容易にたどり着けるものもあるので興味ある向きは探してしてみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。
 また、これからの積雪期は森の中が見通しがきくうえに歩き易くなるため巨木探しに適したシーズンです。新たな巨木に出会える可能性も高くなります。興味ある向きは探してみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。

 ところで、巨木って、どれぐらいの大きさのものをいうのかご存知でしょうか?
 環境省の基準では地上1.3mの高さの幹周りが3m以上のものとなっています。概ね自分の胸あたりの位置の直径が1.3mを越えていたら巨木です。
 因みに胸の周りが1.3mあったら巨乳です(笑)。根っこが大きければ巨・・やめときましょう。
 冗談はさておき、より詳しい基準はネットで巨木の定義について調べればあると思います。斜面の場合や株立ち状の場合で測り方が変わってきます。それに即してうちのエージェント(写真参照)は計測してきました。

 
 それでは、また、シーズン2で!(あるのか??) wood luck!
posted by Swing-Birds at 12:49| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

隠れた巨木探訪 その7

ビッグX.jpg二個一.jpg異星人の宇宙船.jpg 知ってる人は知っている。知らない人は見たくなる。そんな巨木を紹介するシリーズの第7弾。

今回は特異な形をしたケヤキ、名付けて“ビッグX”を紹介します。場所は船上山の西坂登山道の脇、標高500m付近。名前の由来はその姿を見れば一目瞭然です。

エージェント“左近”と“右近”が話を聞きました。


--Howdy strange guy--
「あんたやちは双子かえ?うちらちはどがにん見えるえ?」
--我々はクローン。一方、この木は・・・根元は2ヶ所から出て途中で合体、また2つに別れるという形をしている。--
「もともと、うちら兄弟は並んでここにおったわいな。だけど、ここは上から石がよーけ落ちてくる場所だらぁが、石をくらうたんびに幹にキズがいって、えらいこったったわいな。よーに両方ともが弱ってしまってなぁ。」
--幹の下側には損傷の痕が目立つ。 石が嵌まり込んでいる箇所もある。--
「だけど、あんたやち人間と違って、わしらの体は全能性細胞で出来とるけぇなぁ、好いたやーになっだが。だけぇ兄弟で合体して石やちと戦うやーにしたんだが。」
--ドラゴンボールの“フュージョン”みたいなものか・・さながら樹木界の“ゴテンクス”。--
「だけど、お互い個性っちゅうもんがあっだらぁが、ちいとしてからまた離れることにしたわいな。 まぁ、さーにん言ったけって、兄弟になんぞごとがあらぁむんなら助けっだけどな。」
--我々には互助は可能だが、一心同体とまではいかない。まして、フュージョンなんて芸当は不可能。彼らの方が生きる力は強そうだ。この木の特異な形はこの場所で戦ってきた兄弟の“生きる姿”そのものであろう。--


生まれた土地の条件が生存に困難な場合、我々動物は他の土地に移動することが出来ます。一方、樹木は移動することは出来ません。何がなんでも芽生えた土地で生き抜くしかありません。
 我々動物の目で見ると、一見、可哀想なようにも思えます。しかし、樹木には植物細胞の全能性と光合成によるエネルギー生産能力が備わっています。
 逆に、彼らの側から見れば、我々動物は「絶えず動き回って、大量にエネルギーを消費し、かつ摂取し続けなければ生きられない可哀想な生き物」なのかもしれませんね。 Wood luck!

 by Tocky
posted by Swing-Birds at 12:34| 鳥取 ☁| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする