2017年11月02日

黄葉の滝探訪 その3

桧滝.JPG銘石の偽渓流.JPG  鳥取市佐治の滝といえば「山王滝」。・・・ですが、今回はそのやや上流の支流にある「桧滝」に行ってきました。

「桧滝」は標高520m付近にある落差15mくらいの小さな滝です。 名前からすると天然のヒノキが岩場にたくさん生えていそうな雰囲気ですが、実際は?!?な感じです。まあ無くはないですけど。
 台風の影響で水量が多いことを予想していたんですが、豈図らんや、水が少ない! !うっそっ!こんなはずないでしょっ!!! 
 狐につままれたような思いで上に登ってみると謎が解けました。

 滝の上部には林道が走っています。通常、水はその道の下を潜るかたちで流れています。でも、今回は台風の大雨の影響でそこが土砂や流木で埋もれていました。従って、水の大半がそこで直角に曲がって路面を洗掘しながら流れている状態。林道は道ではなく渓流と化してました(笑)。そりゃ滝の水が無いわけだ。
 この新たな渓流(道)、実はかなりの高級品です。佐治は日本三大銘石のひとつ“佐治川石”の産地。この渓流の河床(路面)はまさにその岩盤の露頭です。しかもそこに秋の落葉が降っている状態。まるで贅沢な庭園に来たような気分になりました。(因みに佐治川石は天然記念物です。採ったら“お縄”になります。)

 ところで、水が無い滝は滝なのか??
 日本での滝、瀑布の定義は「落差5m以上で常時水が流れているもの」みたいになっています。つまり“流水在らざれば滝に非ず”ということになります。“常時流れている”となると凍った滝(氷瀑)は如何に?渇水期の滝は如何に?となってきます。滝を意味する「瀑」には“にわか雨”という意味もあります。となると“常時”ではないはずです。
 
 自然(ピュシス)を言葉(ロゴス)で捉えようとすると大きな齟齬が生じるんでしょうね。そもそも“自然”を“自然”という言葉で表すこと自体が“自然でない”のかもしれません。
 by Tocky 2017.11.1
posted by Swing-Birds at 21:18| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする
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