2017年11月24日

隠れた巨木 その4

不毛の林床.jpgびっ栗!.jpg芦津のシバグリ.jpg 無名の巨木を紹介するシリーズの第4弾。

 今回は智頭町、芦津、標高800m付近の尾根に屹立する樹高25m、幹周4.0mの堂々たるクリです。
クリは大昔から人間との関わりが深い“超有用木”です。巨木となると数は少なく、名のある巨木は形がいびつなものが多いのですが、このクリは見事な容姿を保っています。

“エージェント左近”が話を聞きました。


--Howdy majestic guy--
「わったいな、久しぶりに人間が来とんさるが。いっつもシカばっかりだに。」
--智頭はシカの生息数が非常に多く、植物への食害が深刻になっている。--
「周り見てみんさい。ひとっつも草が生えとらんだらぁ。みーんなシカが食って、あらぁせんがな。」
--林床に植物は極めて少ない。 (写真参照)  一部の有毒種にまで食害がみられ、稀少植物が食害で絶滅したエリアもある。--
「わしらが落とした実も芽も全部なーなった。皮を食われて枯れた奴もよぉ-けおる。」
--食害は草本のみならず樹木の葉や樹皮、萌芽、落果にも及ぶ。--
「年寄りばっかりになって、若いもんがおりゃーせんわいや。」
--苗や若木が壊滅的な被害を受けて、天然更新、世代交代が難しくなっている。今やシカは森の天敵となっているようだ。--


 このクリは樹勢も強く、シカの直接的な被害はみられないようですが、周辺環境の劣化はボディブローのように効いてくるのでは・・・。 Wood luck!
posted by Swing-Birds at 12:20| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする
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