2017年12月01日

隠れた巨木探訪 その5

ガネーシャの脚.jpg大聖天.jpgどこでも黒電話 通話中.jpg 世にほとんど知られていない巨木を紹介するシリーズ第5弾。

 今回は勝田ヶ山のブナです。
 船上山から勝田ヶ山に至る森には「ブナ平」「千本ブナ」と呼ばれるブナの大木、巨木がひしめくエリアがあります。(ありました。) その片隅、標高860mの斜面に樹高25m、幹周り4.0m の強勢、かつ気高く美しいブナがあります。

エージェント“右近”が話を聞きました。


--Howdy noble lady--
「人間が来るのは久しぶりね。登山者がこっちに来ることは滅多にないもの。もっとも、これだけササが繁ったら来られないわね。」
-- 確かに気軽には歩けない。この近辺はササが深い。平坦な尾根はコンパスが無ければ迷いそう。--
「この辺も随分と様子が変わったわ。300歳を過ぎたブナが次々と天寿を全うしていったの・・。“軍馬”親分さんも土に還ってしわまれたわ。 」
--この森のシンボルであった幹周り5mのブナ“軍馬” (幹が黒っぽく、猛々しい雰囲気がラオウの黒王号を連想させた。) は15年あまり前に枯れてしまった。次々と寿命の尽きた巨木が倒れ、そこにはササが侵入した。--
「天寿を全う出来るものはまだ幸せかも。この頃、大きなミズナラが急な病で亡くなるの。となりのナイスガイも昨夏、幹から粉を吹いて急逝したわ。春は凄く元気だったのに・・。」
--近くには幹周4.2mのミズナラがカシナガ被害で立ち枯れている。--
「そういえば、あなたの主が10年ほど前、私に絡みついていたイワガラミを取り除いてくれたの。おかげで私はこのとおり元気よ。たまには会いに来てって伝えておいてね。」
--我が主もたまには気の利いたことをするらしい。--


 このブナは一番のお気に入りで、自分が知っているブナの中で最も輝きを放っています。ずっと輝きを保っていて欲しいです。Wood luck!!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 09:54| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする
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