2017年12月07日

隠れた巨木探訪 その6

両翼20m.jpgmichaelin.jpgホオノキ.jpg 知名度の低い巨木を独断と偏見でセレクトして紹介するシリーズの第6弾。

今回は沖ノ山のホオノキです。標高1200m付近の古い森に根を張る、幹周り3.2mの巨木です。
ホオノキは県内の山地にはよくある陽樹ですが、巨木サイズのものはごく稀です。しかも、この木は枝張りが20mを越える豪壮さです。

エージェント“右近”が話を聞きました。


--Howdy superb guy--
「わしによう気が付きんさったなぁ。たまに近くに来るもんはおるけど、べつに気にすりゃーせん。」
-- 周辺には幹周3~4mのブナがひしめいている。多くの人はこのホオノキの幹を遠目に見ても、周りと同様、普通にブナがあると思って素通りすることが多いだろう。--
「わしは長いこと、よそもんを追い出して生きてきたけぇなぁ。今、ライバルの木ちゃあなのはおらせんが。」
--ホオノキにはアレロパシーがあるため、他の植物を抑制して場所を独占する性質がある。--
「だけど、最近はわしよりもよだきいのがおってなぁ、草も木もみーんな食ってしまうのがおるんだけ。」
--例の如く、ここもシカの食害がひどくて林床の植物は極めて乏しい。--
「大きな木はよーけおるけど、まーじきみんな寿命がくるけぇな。その後はどがにんなるだらーな。」
--このままだと裸地化の可能性もある。仮にシカが居なくなったとしても、食害があまりにも長く続くと、シードバンクが失われて、植生回復は難しくなる。--


 ここのように大きな老木だけが散在する森では“豊かさ”や“心地良さ”を感じることが出来きません。 
 植物の世界も人の世界も多様であることが肝要なのでしょうね。Wood luck!!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 12:51| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする
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