

現在、県内ではシカ食害やナラ枯れの被害が広がり、巨木の生育環境も厳しくなってきています。その影響で紹介したかったのに紹介出来なかった巨木もいくつかあります。シカに樹皮を環状に食べられて枯死してしまった天然スギ。カシナガ被害で突然死してしまったミズナラ(写真参照)等です。
“中程度の撹乱は多様性を生む”と言われます。シカやカシナガの被害が中程度の撹乱にあたるか否かはよく分かりませんが、インパクトになっているのは確実です。今後どのようになっていくのか興味深いところです。
今回のシリーズで紹介した木は今年の10月末~11月初めに撮影したもので、大半は落葉後の姿です。葉のある季節にはまた違った姿を見ることが出来ます。一部は現地に容易にたどり着けるものもあるので興味ある向きは探してしてみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。
また、これからの積雪期は森の中が見通しがきくうえに歩き易くなるため巨木探しに適したシーズンです。新たな巨木に出会える可能性も高くなります。興味ある向きは探してみてください。ただし、くれぐれも遭難しないように(笑)。
ところで、巨木って、どれぐらいの大きさのものをいうのかご存知でしょうか?
環境省の基準では地上1.3mの高さの幹周りが3m以上のものとなっています。概ね自分の胸あたりの位置の直径が1.3mを越えていたら巨木です。
因みに胸の周りが1.3mあったら巨乳です(笑)。根っこが大きければ巨・・やめときましょう。
冗談はさておき、より詳しい基準はネットで巨木の定義について調べればあると思います。斜面の場合や株立ち状の場合で測り方が変わってきます。それに即してうちのエージェント(写真参照)は計測してきました。
それでは、また、シーズン2で!(あるのか??) wood luck!