2017年12月07日

隠れた巨木探訪 その6

両翼20m.jpgmichaelin.jpgホオノキ.jpg 知名度の低い巨木を独断と偏見でセレクトして紹介するシリーズの第6弾。

今回は沖ノ山のホオノキです。標高1200m付近の古い森に根を張る、幹周り3.2mの巨木です。
ホオノキは県内の山地にはよくある陽樹ですが、巨木サイズのものはごく稀です。しかも、この木は枝張りが20mを越える豪壮さです。

エージェント“右近”が話を聞きました。


--Howdy superb guy--
「わしによう気が付きんさったなぁ。たまに近くに来るもんはおるけど、べつに気にすりゃーせん。」
-- 周辺には幹周3~4mのブナがひしめいている。多くの人はこのホオノキの幹を遠目に見ても、周りと同様、普通にブナがあると思って素通りすることが多いだろう。--
「わしは長いこと、よそもんを追い出して生きてきたけぇなぁ。今、ライバルの木ちゃあなのはおらせんが。」
--ホオノキにはアレロパシーがあるため、他の植物を抑制して場所を独占する性質がある。--
「だけど、最近はわしよりもよだきいのがおってなぁ、草も木もみーんな食ってしまうのがおるんだけ。」
--例の如く、ここもシカの食害がひどくて林床の植物は極めて乏しい。--
「大きな木はよーけおるけど、まーじきみんな寿命がくるけぇな。その後はどがにんなるだらーな。」
--このままだと裸地化の可能性もある。仮にシカが居なくなったとしても、食害があまりにも長く続くと、シードバンクが失われて、植生回復は難しくなる。--


 ここのように大きな老木だけが散在する森では“豊かさ”や“心地良さ”を感じることが出来きません。 
 植物の世界も人の世界も多様であることが肝要なのでしょうね。Wood luck!!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 12:51| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年12月01日

隠れた巨木探訪 その5

ガネーシャの脚.jpg大聖天.jpgどこでも黒電話 通話中.jpg 世にほとんど知られていない巨木を紹介するシリーズ第5弾。

 今回は勝田ヶ山のブナです。
 船上山から勝田ヶ山に至る森には「ブナ平」「千本ブナ」と呼ばれるブナの大木、巨木がひしめくエリアがあります。(ありました。) その片隅、標高860mの斜面に樹高25m、幹周り4.0m の強勢、かつ気高く美しいブナがあります。

エージェント“右近”が話を聞きました。


--Howdy noble lady--
「人間が来るのは久しぶりね。登山者がこっちに来ることは滅多にないもの。もっとも、これだけササが繁ったら来られないわね。」
-- 確かに気軽には歩けない。この近辺はササが深い。平坦な尾根はコンパスが無ければ迷いそう。--
「この辺も随分と様子が変わったわ。300歳を過ぎたブナが次々と天寿を全うしていったの・・。“軍馬”親分さんも土に還ってしわまれたわ。 」
--この森のシンボルであった幹周り5mのブナ“軍馬” (幹が黒っぽく、猛々しい雰囲気がラオウの黒王号を連想させた。) は15年あまり前に枯れてしまった。次々と寿命の尽きた巨木が倒れ、そこにはササが侵入した。--
「天寿を全う出来るものはまだ幸せかも。この頃、大きなミズナラが急な病で亡くなるの。となりのナイスガイも昨夏、幹から粉を吹いて急逝したわ。春は凄く元気だったのに・・。」
--近くには幹周4.2mのミズナラがカシナガ被害で立ち枯れている。--
「そういえば、あなたの主が10年ほど前、私に絡みついていたイワガラミを取り除いてくれたの。おかげで私はこのとおり元気よ。たまには会いに来てって伝えておいてね。」
--我が主もたまには気の利いたことをするらしい。--


 このブナは一番のお気に入りで、自分が知っているブナの中で最も輝きを放っています。ずっと輝きを保っていて欲しいです。Wood luck!!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 09:54| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

隠れた巨木 その4

不毛の林床.jpgびっ栗!.jpg芦津のシバグリ.jpg 無名の巨木を紹介するシリーズの第4弾。

 今回は智頭町、芦津、標高800m付近の尾根に屹立する樹高25m、幹周4.0mの堂々たるクリです。
クリは大昔から人間との関わりが深い“超有用木”です。巨木となると数は少なく、名のある巨木は形がいびつなものが多いのですが、このクリは見事な容姿を保っています。

“エージェント左近”が話を聞きました。


--Howdy majestic guy--
「わったいな、久しぶりに人間が来とんさるが。いっつもシカばっかりだに。」
--智頭はシカの生息数が非常に多く、植物への食害が深刻になっている。--
「周り見てみんさい。ひとっつも草が生えとらんだらぁ。みーんなシカが食って、あらぁせんがな。」
--林床に植物は極めて少ない。 (写真参照)  一部の有毒種にまで食害がみられ、稀少植物が食害で絶滅したエリアもある。--
「わしらが落とした実も芽も全部なーなった。皮を食われて枯れた奴もよぉ-けおる。」
--食害は草本のみならず樹木の葉や樹皮、萌芽、落果にも及ぶ。--
「年寄りばっかりになって、若いもんがおりゃーせんわいや。」
--苗や若木が壊滅的な被害を受けて、天然更新、世代交代が難しくなっている。今やシカは森の天敵となっているようだ。--


 このクリは樹勢も強く、シカの直接的な被害はみられないようですが、周辺環境の劣化はボディブローのように効いてくるのでは・・・。 Wood luck!
posted by Swing-Birds at 12:20| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

切ったのはどなた?

20171118_141554.jpg20171118_141451.jpg20171118_141914.jpg11月18日

翌日19日に予定していた「秋のツリーイング」は中止。
来年春までフィールドを使用する予定はないので、雪が来る前に後片づけに行ってきました。

ざわざわと賑やかだったヤマナラシの葉はすっかり落ちてしまい、森は嘘のように静まり返っています。

外気温は2度。冷たい雨が降っているので、早めに作業を切り上げたいところ。
早速、残してあったライン(細紐。某アプリじゃないですよw)を撤去し始めたのですが、幹にくくりつけてあるはずのラインが隣の木の枝に掛かってしまっているではないですか!?

観察してみると、何者かによってぷっつりと切られていました。

栗鼠か鼠か、それとも…?
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2017年11月17日

隠れた巨木探訪 その3

文殊谷のミズナラ.jpgラリアット.jpg黄金の右腕.jpg マイナーな巨木を勝手にセレクトして紹介するシリーズ第3弾。

今回は大山の南側、文殊谷のミズナラです。
標高960m付近の谷の斜面に立つ幹周り5.4mの谷の主です。

エージェント“右近”が話をききました。


--Howdy mighty guy--
「こげぇながいな腕、見たことあ-かや? ごっついだらぁが。呵呵!」
-- 主幹に負けないくらいの大きな枝が誇らしげに伸びている。--
「わしの周りのもん見てみい、似たや-な年のもんはおら-せまぁが。100年ほど前にみーんな伐られて、わしだけが残されただがな。 人間はわしのこの腕がきょうてかったけぇ、よう伐らなんだだらぁで。呵呵!」
--かつて皆伐された二次林のようである。植えられたカラマツと比較的若いサワグルミやブナが点在する。古木はこの木ぐらいである。~~確かにこの枝のラリアットは凄まじいだろう(笑)--
「でもなぁ、なんだ知らんけど、隣の谷や下の道のへりの仲間が急に枯れだいたぞいや。がいなやつばっかりがなぁ。」
--近年、大山ではナラ枯れが急速に広がり、ミズナラの枯死が指数関数的に増えている。この木にとっても対岸の火事ではない。--
「 まぁ、さーにん言ったけって、わしにはこの腕があーけ、せわぁありゃあせんわいや!呵呵!」
--まだまだ元気な木ではあるが、そんなミズナラが短期間であっさりと枯れてしまうのがナラ枯れの怖いところ。--

 ミズナラの巨木が次々と枯死していくなか、この木にはどうにかカシナガの脅威を免れてほしいものです。 Wood luck!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 12:25| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

隠れた巨木探訪 その2

どこでも黒電話~通話中.jpg巨人の掌.jpg五又のトチノキ.jpg マイナーな巨木を紹介するシリーズの第2弾。

今回は前回のウラジロガシの近く、 船上山の標高480m付近にある幹周り5.0mの トチノキです。
これぐらいのサイズのトチノキは特段に大きいわけではありませんが、この木は地上2mで5つに分岐直立しているため、遠目には5本の木が並んでいるよう見えます。元の太い部分はササに埋もれているのでごく近くまで行かないと1本の木だとは分からない、まさに“隠れた巨木”です。

“エージェント左近”が“どこでも黒電話”で話を聞きました。


--Howdy tricky guy!--
「わしが生まれたんは、まんだここが“県”でなしに“国”だった頃だわいな。この辺はわしが生まれる前から人間がよーけ行き来しよったらしい。“ミカド”ちゅうのも来たことがあるらしいで。なんせ、前は“ふなのえ”さんによーけ人が参りよったけぇな。」
--往時、船上山は山岳仏教が栄え、伯耆三山と呼ばれていた。中世には後醍醐帝の捲土重来の地としても知られる。--
「下には鉄山師や木地師が住んどって、ちいとずつ木ぃ切っていきよったわいな。そがな時分はわりとのんびりしとったけどなぁ。」
ーー今も近くの集落は木地師の姓“小椋”が多い。というか、ほとんど。--
「80年ほど前にわしのすぐねきに森林鉄道が出来て、がぁいに様子が変わってなぁ。地元の衆(木)がみーんな伐られて、炭に焼かれて、よそへ持っていかれたがな。そんで、こんだぁ、よそから持って来られたスギとヒノキが植えられて、今みたいな様子になっただがな。」
--森林鉄道は総延長8km。昭和30年頃まで運用。現在は跡だけが残る。--
「わしらはまんがよーに残されて生きのびとるだがな」


 現在、このエリアは特別地域として保護されているため、今後大きく改変されることはないと思われる。昔みたいにのんびりと生き永らえてもらいたい。Wood luck!

by Tocky
posted by Swing-Birds at 14:49| 鳥取 ☁| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

隠れた巨木探訪 その1

船上山のアカガシ.jpgどこでも黒電話.jpg左近と右近.jpg 今回からシリーズで 、マイナーな巨木、人知れず 奥山に生きる巨木を独断&偏見のTockyセレクトで「隠れた巨木」として紹介していきます。 (天然記念物や神社の御神木、地域のシンボリックツリー等、メジャーなものは除外します。)

現地を訪ねて紹介してくれるのは我が組織のクローンエージェント“左近”と“右近”です。(写真参照)
 彼らは秘密兵器“どこでも黒電話”を使って木と会話が出来ます。(写真参照)


今回紹介する巨木は琴浦町、船上山で隠遁生活するウラジロガシです。(写真参照)

 標高450m付近の落葉広葉樹と常緑樹が混生する北側斜面の森に立つ幹周り3m余の好好爺です。
 ウラジロガシは県内では低山が分布の中心で、古くから民間薬として「体の石を追い出す」ものとして使われていました。

“どこでも黒電話”でエージェント左近がこの木に話を聞きました。

--Howdy old guy!--
「すんませんがなぁ、わしぃ、ように弱っとるけぇなぁ、話はちいとだけにしてもらえんかな。10年ほど前に大雪で幹が折れなぁ、今はこのざまだぁが。情けないぞいな。」
- - 確かに地上3mほどのところで無惨にも主幹が無くなっている。しかも残った幹は空洞になっている--
「今はこがにんしてぇ、残った枝とヒコバエでやっとこさ生きとるだぁが。まぁそがにん言ったって、あんたらち人間よりまんだ長生きするかも知れんけどな。」
-- 多雪地での照葉樹の冬越えは不利に思える。よくここまで生き永らえたものだと感心する。--
「ちいと上にいったら大きなトチノキがおるけぇ、ちゃんとした話はそんなとしてつからんかな。すんませんなぁ」
--近くの巨木を紹介してもらって、話はここまで。主幹損壊のダメージは大きそう。--

 この先も雪に負けずにもっと長生きしてもらいたい。Wood luck!!

 by Tocky

posted by Swing-Birds at 19:44| 鳥取 | Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

黄葉の滝探訪 その3

桧滝.JPG銘石の偽渓流.JPG  鳥取市佐治の滝といえば「山王滝」。・・・ですが、今回はそのやや上流の支流にある「桧滝」に行ってきました。

「桧滝」は標高520m付近にある落差15mくらいの小さな滝です。 名前からすると天然のヒノキが岩場にたくさん生えていそうな雰囲気ですが、実際は?!?な感じです。まあ無くはないですけど。
 台風の影響で水量が多いことを予想していたんですが、豈図らんや、水が少ない! !うっそっ!こんなはずないでしょっ!!! 
 狐につままれたような思いで上に登ってみると謎が解けました。

 滝の上部には林道が走っています。通常、水はその道の下を潜るかたちで流れています。でも、今回は台風の大雨の影響でそこが土砂や流木で埋もれていました。従って、水の大半がそこで直角に曲がって路面を洗掘しながら流れている状態。林道は道ではなく渓流と化してました(笑)。そりゃ滝の水が無いわけだ。
 この新たな渓流(道)、実はかなりの高級品です。佐治は日本三大銘石のひとつ“佐治川石”の産地。この渓流の河床(路面)はまさにその岩盤の露頭です。しかもそこに秋の落葉が降っている状態。まるで贅沢な庭園に来たような気分になりました。(因みに佐治川石は天然記念物です。採ったら“お縄”になります。)

 ところで、水が無い滝は滝なのか??
 日本での滝、瀑布の定義は「落差5m以上で常時水が流れているもの」みたいになっています。つまり“流水在らざれば滝に非ず”ということになります。“常時流れている”となると凍った滝(氷瀑)は如何に?渇水期の滝は如何に?となってきます。滝を意味する「瀑」には“にわか雨”という意味もあります。となると“常時”ではないはずです。
 
 自然(ピュシス)を言葉(ロゴス)で捉えようとすると大きな齟齬が生じるんでしょうね。そもそも“自然”を“自然”という言葉で表すこと自体が“自然でない”のかもしれません。
 by Tocky 2017.11.1
posted by Swing-Birds at 21:18| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年10月31日

黄葉の滝探訪 その2

佐治の雨滝 横顔.JPG裏見.JPG佐治の雨滝 .JPG 2週連続の台風→河川増水→滝がパワーアップ+秋の黄葉×快晴=行くしかない!行かねばならないっ!!

と、いうことで、行ってきました。今回は雨滝。・・・と言っても鳥取市国府の名瀑ではありません。雨滝界(そんなのあんの?)のダークホース「佐治の 雨滝」です。

鳥取市佐治の尾際沢の上流、高鉢山近くにある落差50m程度のいわゆる「うらみのたき」です。かなで書くとルサンチマンみたいなホラーみたいな感じですけど漢字で書くと「裏見の滝」。滝の裏側に回り込んで見ることが出来る滝です。(裏側から見た写真も付けときます。)

 ここでひとつ、滝を眺める時の楽しい遊び方を紹介します。
 まず滝の上を見ます。そして、そこから落ちる水の塊を目で捉えて下まで追いかけます。下に落ちたら、すぐに目線を上にあげて再び水の塊を追いかけます。これを数回繰り返した後、今度は周りの岩壁を見ます。すると・・・なんと岩壁が上に伸びるように動き始めます!まるで上から襲ってくるかのように。ある意味ホラーです(笑)。特に裏見の滝の場合はオーバーハングしているので“襲われそう感”が一層強いです。

 目(脳)の錯覚ってやつでしょうけど、実際には岩壁だって動いているはずです。確実にエントロピーは増大しているんですから。ただ動きの時間スケールが大きいから動いていないように見えているだけです。錯覚だと考えないで、目の感度がパワーアップして“極めて静的な動”を感知できるようになったと考えたらちょっと愉快な気持ちになれます(笑)。人間の感覚、感情って“極めて動的な動”ですね。

~追~ 道中にお供え物がありました。いつになく人の出入りの気配が強いと思ったら、先月の件はここだったようですね。

by Tocky 2017.10.31
posted by Swing-Birds at 19:27| 鳥取 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

『DAY OUT FEST』でツリーイング!!

10月28日

島根県奥出雲町で開催された『DAY OUT FEST』でツリーイングを実施しました。

今回はハロウィン企画とのことでしたので、スウィングバーズとしてもここはノッていきたいところ。
ということで、ヘルメットをハロウィン仕様にしてみました!
いかがですか? 何か悪そうでしょw

台風接近の影響で小雨模様でしたが、森の中ではほとんど影響がなく、雨具無しでも過ごすことができました。
木々のおかげですね。改めて感謝です。

奥出雲では初めてのツリーイングでしたが、参加していただいたみなさんには楽しんでいただけたようで何よりでした。

主催者のDAY OUT FEST実行委員会の皆様(音田様)にはいろいろとお世話になりました。
また、機会があれば一緒にやりましょう!
img009.JPGimg005.JPGimg015.JPG
posted by Swing-Birds at 13:07| 鳥取 ☔| Comment(0) | イベント | 更新情報をチェックする

2017年10月28日

黄葉の滝探訪

佐治 木合谷の不動滝.JPG佐治 木合谷の天滝.JPG 久々に予定のない晴天の秋日。鳥取市佐治の木合谷にある「不動滝」と「天滝」に行ってきました。
「不動滝」は国土地理院の地形図に記載のある滝で、滝好きの人や沢ヤさんがネットに探訪記をあげている滝ですが、その北側の股にある「天滝」は地形図に記載されていない知る人ぞ知るマニアックな滝です。
 先の台風の大雨により渓谷が洗濯されていて水も岩もとてもキレイ。快晴、黄葉、清流を満喫することが出来ました。
「天滝」は日射しを浴びながら空に向かってつづら折りの道が延びるような姿になっていて“天に昇る階段”のイメージ。これがネーミングの由来かもしれません。(復路、天滝下方にある10m弱の小滝を下降中、ホールドの岩が抜けてヒヤリ!!危うく落下昇天しそうになりました。(笑))

「不動滝」 標高620m付近 落差30m程度の直瀑。
「天滝」 標高760m付近 落差40~50m程度のナメ滝。

by Tocky 2017.10.27
posted by Swing-Birds at 17:30| 鳥取 ☔| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

奥出雲でフィールド整備

okuizumo 20171015 1.JPGokuizumo 20171015 4.JPGokuizumo 20171015 8.JPG10月28日に島根県奥出雲町の玉峰山森林公園林間キャンプ場で開催される「DAY
OUT
FEST」でツリーイングをさせていただくことになり、雨天ではありましたが、フィールドの整備に行ってきました。

ツリーイングイベントに向いた広葉樹が無いため、スギ、ヒノキの針葉樹を選択。

管理者である奥出雲町の職員の方の立会のもと作業を進めました。

枝の付き方がアンバランスで、枯れ枝も多かったのですが、今回の整備で少しはスッキリさせることができたかな。

雨の影響で夕方早くから暗くなり始めたので、作業がまだ少し残っていましたが、引き上げることにしました。
続きは、後日行う予定です。


「DAY OUT FEST」のイベント内容についてはコチラ↓をご覧ください。
https://day-out-fest.jimdo.com

イベント当日は、ハロウィンにちなんだ演出をツリーイングにもちょっと加えたいな…なんて考え中です。
さて、どうなることやら。
posted by Swing-Birds at 23:54| 鳥取 ☁| Comment(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2017年08月13日

2017夏のツリーイング開催しました!

2017夏のツリーイングを鳥取県日野郡日南町の出立山キャンプ場で開催しました。

前日まで雨が降っていたので開催が危ぶまれましたが、当日は雨も上がり、気温も割と低めで体を動かすツリーイングには最適なコンディション。

クライミングやシステムチェック、きのこ探し、お昼寝…etc、思い思いに夏の森を楽しみました。
(私は、久しぶりにフットロックでスピードクライミングに挑戦。明日は筋肉痛かなw)

昼食は、夏らしくトマトソースを使ったパスタ、大山地鶏のバジル焼き、二十世紀梨など。昨年も参加していただいたNさんからは、今年も自ら減農薬で栽培されている葡萄を差し入れていただきました。感謝!

1日中ツリーイング三昧summer tree+ing P8130074.JPGで、みんなリフレッシュできたのではないでしょうか。

次回は秋に開催予定。クラブHPでスケジュールをチェックしておいてくださいね。
posted by Swing-Birds at 23:00| 鳥取 ☁| Comment(0) | イベント | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

美保剣道教室ツリーイング

美保剣道教室の親子13人が響の森でツリーイング体験。

夏の森で、元気に登ってくれました。

天気は良好。時折吹く風にざわざわと鳴るヤマナラシの葉音と蝉時雨が夏の森の雰囲気を盛り上げます。

ギアを身に着けるときから不安がっていた子もいましたが、ロープが掛かっている枝まで余裕で到着。お母さんと一緒に登れたのが良かったかな?

みんな木から降りてから、登る前と登った後の木の印象を聞いてみると、「登った後のほうが、登る前より木を小さく感じた」派と「登った後のほうが、登る前より木を大きく感じた」派に分かれていて興味深かったです。今後のイベントでもこの質問をしてみようかな。
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posted by Swing-Birds at 19:55| 鳥取 ☀| Comment(0) | イベント | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

枯れ枝除去

暑い日が続いていますね。

前回、響の森フィールド整備で、枯れ枝の大物を残したままにしていたので、除去しに行ってきました。

チェンソーを持っていこうと思っていたのですが、点検時に、燃料が漏れるというトラブルが発生しまして、しかたなく鋸に変更。かなり以前にもホース類やパッキンの劣化などで同様の症状があったため、一度ショップで整備してもらったのですが、また劣化が進行していたようです。

普段使っている鋸も刃の交換時期を迎えていたので、新調することに。
選んだのはシルキーの「ツルギ」。これまでカーブソーを使っていたのですが、今回はストレートです。切れ味はどちらも変わらないのですが、ストレートのほうがツルをきちんと残せるので微妙なコントロールがしやすいと思うのは私だけ?
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hibiki20170805_124337.jpg
写真で赤丸をつけている箇所が枯れ枝があった位置です。
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posted by Swing-Birds at 23:00| 鳥取 ☀| Comment(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2017年07月16日

山は涼しい〜(*^▽^*)

hibiki7150046.JPG響の森フィールドでのイベント開催の打診があったので、本日は下準備に行ってきました。

家を出るときは既に気温34℃。暑い…。

汗だくの作業になることを覚悟してフィールドに向かう。

フィールドに到着して車を降りてみると…おお、割と涼しいではないか!

気温を確認すると29℃。その差5℃!風もあって快適!!

おかげで作業を順調に進めることができました。
posted by Swing-Birds at 00:05| 鳥取 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

ロープスプライス・ワークショップ2nd開催しました。

第2回ロープスプライス・ワークショップを開催しました。

会場は、今回も大山町にある夕陽の丘神田 山香荘をお借りしました。
集まったのは、大阪、奈良、鳥取のTMCA会員3人。このうちお一人は、2回目の参加です。

加工するロープは、2人が16ストランド、1人がダブルブレイドです。

ロープの構造等を説明した後、午後2時過ぎくらいから加工作業を開始。

16ストランド組は、やはりクロスオーバーさせる箇所が難しく、「こだらかして…こだらかして…」と呪文?を唱えながら加工。

フィッドが途中で抜けてしまった一人を除いて、夕方にはほぼアイの完成形が見えて来ました。

夕方からの懇親会にはもう一人合流。

各自持ち込んだお酒や差し入れを囲んで深夜まで食べて、呑んで、大いに語り会いました。楽しかった!

翌日は、遅めの朝食を摂った後、前日の続きを行います。

秘密アイテムも登場しましたが、下処理がうまくできていないと、秘密アイテムをもってしてもなかなかクロスオーバーできないことを実感。やはり、こだらかしが重要なようです。

今回は、前回の反省を踏まえて、時間を長くするとともに、ワークショップの進め方も変えたこともあり、何とかほぼ完成形まで達することができました。

皆さん、お疲れ様でした。

次回は来年の2月末頃に開催する予定です。
RSWS2ndP4150045.JPG
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2017年02月18日

ダブルブレイド ロープClass2をアイ加工してみました

DB Class2 #13.JPGDB Class2 #06.JPG今回加工したのはダブルブレイドロープですが、Class2カテゴリです。

Class1とはロープの素材の特性などが異なり、それに合わせて加工方法も異なります。

力技がいる工程が無く、工程数も比較的少ないので、加工そのものは割と簡単でした。

ちょっと手こずったのはコアを引き出す作業くらいでしょうかね。

シースのストランドが細く、密に編んであるので、なかなかコアが顔を出してくれないのですよ。

まあ、お茶を飲んで一服してから作業を再開したら、何故かすんなりと抜けましたけどw

Class2はロックステッチに加えてウイッピングが指定されているのですが、巻きつける幅が長いのでちょっと面倒です。

シースのほつれ止め目的なら熱収縮チューブを使ったほうが効率的でいいかな…と思いました。
posted by Swing-Birds at 19:59| 鳥取 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2017年02月11日

大雪の日は家でスプライス!

KIMG0214.JPGKIMG0215.JPGKIMG0221.JPG鳥取は久しぶりに大雪になりました。鳥取市内で90㎝を越えるのは59豪雪以来とのこと。交通は完全にマヒ状態です。

そんな時は、家でゆっくりスプライスをするのが吉。

というわけで、先日行ったワークショップで、皆さん苦労されていた16ストランドロープにアイを作ってみました。

スプライスのコツは、きちんと寸法採りして手順どおり作業することと、根気よくロープを”こだらかして”やることです。力任せ一辺倒ではダメなのですよ。

スプライスしたのはUSED-ROPEですが、こだらかしてやれば手作業だけでもなんとかなるもんです。

そこのところ、ご研究願いますよ(^ー゜)ノ
posted by Swing-Birds at 23:41| 鳥取 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 整備 | 更新情報をチェックする

2017年02月05日

ロープ・スプライスのワークショップを開催しました

ツリーイングをやっている何人かの仲間から「ロープ・スプライス(ロープを継ぐ加工)をやってみたい」とお声かけいただいたことから、このたびワークショップを開催しました。

■2月4日
会場は、大山町にある夕陽の丘神田「山香荘」のバンガローを借りました。
この日は珍しく快晴で、大山もクッキリ!
雪などの道路状況を心配していた広島、奈良からの参加者も集合時間の13時には到着されていました。

チェックインを済ませて、荷物をバンガローに入れ、早速ワークショップを開始。

ロープの構造や素材の特徴などを一通り説明した後、まずは簡単な3ストランドロープのアイスプライスに挑戦してもらいました。
これは、皆クリア。

次に、ご自分で持ち込んでもらったロープのスプライスに挑戦。
ロープの構造や繊維の種類を確認してもらってスプライス方法選んでいただき、テキストの手順に従って、マーキング、ココアの抜き出し、テーパー処理などを慎重に行っていきます。
初めてスプライスに取り組むのはもちろんのこと、みんな使用済ロープを持ち込んだこともあって、コアの抜き出しにかなり時間を要しました。

ここまでで、夕食の時間になったので、手分けをして宴会(実はこっちが主目的だったりしてw)の準備。
夕方から参加のメンバーも加わって、一層賑やかに!

作った料理は、地元産の食材で作ったポトフ、大山鶏の柚子胡椒焼き、湯豆腐、カレイの煮つけ、鳥取の地酒各種、差し入れていただいた柿の葉ずしに大山Gビールなどなど、なかなかのボリュームになりました。

みんな深夜まで、呑んで、食べて、語って、笑って…楽しい宴会になりました。
(でも、この時間に続きの加工ができなかったがことが後で…)

■2月5日
残っている工程は、コアとシースの入れ替えとロックステッチ。

チェックアウトが10時なので、あまり時間がありません。
朝食も早々に済ませて、続きをやってもらいます。

使用済ロープなので、コアと心にするシースのクロスオーバー部分が長い16ストランドロープの加工が特に苦戦。工程は単純なのですけどねぇ。ロープを”こだらかす”コツがつかめないと難しいんですよね。
結局、時間内に完成することができませんでした。うーむ残念。

ダブルブレードロープの加工に取り組まれた方は、なんとか概ねゴールが見えるところまでできましたが、こちらも中途で時間切れに。

「やっぱり最後まで完成させたいよね。」ということで、2回目のワークショップを開催することになりました。
次回開催できるのは4月の上旬ぐらいかな。(また、結局呑んでしまったりしてw)
Splice Workshop #1 20170204.JPG
posted by Swing-Birds at 19:13| 鳥取 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | 更新情報をチェックする